麗しのスモーカー

当日になっても出発時間が2転3転したこの日の監査の仕事。
事務所へ向かう電車は、岸和田で行われているだんじり祭の見物客で一杯。夜なので帰る人・場所を移動する人でごった返していた。
事務所に着くと京都事務所所属の監査リーダー(♀)がいた。「どうしたんすか?」と聞くと「連れてってください」とだけ言われた。
事務所を出発してすぐ「堺(ウチの事務所)って禁煙車ってある?」と聞かれた。ない、と答えると、彼女はすぐにマルボロに火をつけた。
過去に何度か会っていたが、1度もタバコを吸っている姿を見たことがなかったので多少ショックを受けた。少し古い考えかもしれない。
「タバコを吸ってる時点でNG」と突っぱねる男性も多いが、自分としては「似合うなら全然OK」だ。タバコを吸ってる姿がカッコイイ女性なんていくらでもいる。女子高生の喫煙は頂けない。法律云々じゃなくて、単純にカッコ悪い。制服にタバコは不釣合いだ。
彼女は海南市までの約1時間ほどの移動時間で、3、4本は吸っていた。結構吸いますやんw


車中、隣に座った彼女と話が弾んだ。今日は朝から広島で打ち合わせをして、そのまま大阪へやってきたと言う。先月は朝に出社→夜、人が足りなくて棚卸に参加→家に帰ってシャワーを浴びる→出社、の繰り返しで、1日も休みが無かったらしい。「よく生きてましたね」と率直な感想を述べると、「そうやね」と笑っていた。9月に入っても忙しいみたいで、「時間を忘れてベッドで寝たい」と漏らしていた。
ドライバーの女性(30過ぎ)のネタ振りで年齢の話題へ。彼女にドライバーの女性が、オレがいくつと思うか?と聞いた。
「24か5ぐらい?」
聞き飽きた答えだった。最近、誰に聞いてもそれぐらいと言われる。実年齢より低く言ってくれたのは後にも先にもなんちゃら娘。のなんとかまいさんだけだw
21、と正すと案の定驚かれた。こっちはなんとなくわかっていたのだが、同い年らしい。彼女は83年1月生まれ、オレは3月。思いっきり同級生だったようだ。


作業は順調に進み、かなり早く終了。途中で京都から応援が来たので彼女と話す機会がグンと減ったが、それでもちょこちょこ相手してもらえたので楽しい現場だった。
帰り際に「事務所に着いたら連絡ちょうだい。」と言われたが生憎、その時いたメンバーで彼女の連絡先を知っている者はいなかったので、彼女はオレにメアドを書いた紙をくれました。予想だにしなかったメアドゲットw
帰社後、言われた通りにメールを送る。少し遅れて返事が来た。件名が「○○(オレの名前)ちゃんへ☆」で本文も顔文字フル活用でいかにもイマドキノオンナノコな文章でまた驚いた。もうちょっと堅い印象があったが、それも覆された。
その後も少しやりとりが続いた。ちょっとした幸福感。いい気分で家に帰った。


その彼女とのメールのやりとりの中で、彼女が広島土産で買ってきたもみじ饅頭を食いそびれたのを思い出した。








やっぱこんな日記は面白くないですか?w